LINE公式アカウントやLINE広告をはじめとするLINEのマーケティングデータ、クライアント企業、サードパーティーが保有するデータを統合して活用できる「ビジネスマネージャー(※)」の事例として、Talk Head ViewのデータをLINE広告の広告配信で活用する方法を紹介する。
※ビジネスマネージャーで連携できるデータはユーザー許諾取得済みの情報のみとなります。
Talk Head ViewのオーディエンスをLINE広告で活用する
ビジネスマネージャーを利用すれば、Talk Head Viewの配信後、ビジネスマネージャーにオーディエンスを共有してLINE広告での広告配信に活用することができる。
今回紹介する事例の場合、CPAの目標達成を目的にTalk Head Viewで広いユーザーに向けて広告配信を行った後、そのオーディエンスを共有し、LINE広告で反応があったユーザーを狙って後追い配信を実施した。
施策詳細
・1日で約6,500万人以上(※)というリーチ力があるTalk Head Viewで動画広告を配信
・ビジネスマネージャーを利用し、Talk Head Viewの動画接触ユーザーのオーディエンスをLINE広告に共有して広告配信に活用
通常、Talk Head ViewのオーディエンスをLINE広告に利用することはできないが、ビジネスマネージャーを利用すればアカウント間で共有が可能になる。
※2022年4月実績を参考
配信したオーディエンスや条件
✓動画をクリックした人(180日)
✓動画を再生した人(180日)
✓動画を最後まで再生した人(180日)
結果CTRは5.7倍、CPCは40%低減
施策の効果を比較・検証するため、LINE広告では下記の2パターンで配信した。
1.ウェブサイト(広告の遷移先として設定しているランディングページ)を閲覧したことはあるが、CV前に離脱してしまったユーザーにリターゲティング配信を実施
2.Talk Head Viewの配信オーディエンス(動画クリック・動画再生・動画を最後まで再生)を活用して広告配信を実施
※同一キャンペーン内のグループで比較
結果、ビジネスマネージャーを活用した②の配信は、①と比較してCTRは約5.7倍、CPCは40%削減することができた。
これまで、CTRの改善を狙う場合、リターゲティングが最も配信結果の良い方法とされていたが、上記の通り、Talk Head Viewのオーディエンスを活用することでCTR、CPCがリターゲティングを上回った。
Talk Head Viewのオーディエンスが有効なのは180日が最長期間で、今回のような配信手法を継続的に行うためには定期的にTalk Head Viewの実施が必要になるが、リターゲティングよりも良い結果が出るという可能性については実証できた結果となった。
その他、ビジネスマネージャーの利用方法や活用事例については以下をご覧ください。